Boston Sports観戦日記

Boston Redsoxを中心にしたスポーツ観戦日記です。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

5/19 Lester ノーヒットノーラン達成!

癌から驚異的な復活を遂げたLesterがノーヒット・ノーランの偉業を達成した。

今夜のレスターはコントロールが良く、カットファストボールが非常にキレてスピードも有った。
これをTEKが伸びのある直球と落差のカーブとうまく織り交ぜたリードを組み立て、最後までロイヤルズ打線に的を絞らせなかった。

Tekの4度目のノーヒットキャッチャーというのはMLB歴代通算首位である。(3度は計12人いる)
とどめのホームランも放ちまだまだ力のあるところを見せ付けた。

この間の記録は昨年のBuchholtz。考えて見れば物凄いファームシステムである。

今オフ、LesterとパックでSantanaとのトレード材料だったJacobyが4回に見せたダイビングは素晴らしいプレイだった。これから何度もテレビで見ることになると思うが、強い風で変化する打球にうまく対応している。それもフルスピードでダッシュしながらである。今日は三塁盗塁も決め、基本的にはビッグボールで走らないRedsoxに新鮮な風を吹き込んでいる。まるでイチローがシアトルに来た時のような感じと言えば良いのか。新しいファンが付きそうである。

それにしてもLesterは良く投げた。
最終回はさすがに疲労した感じもあったが、観客の大歓声が後押ししたような感じがした。
ボストンのチームはホームに明らかに強いがこれは観客の一体感と関係があると思う。
特にLesterには思いいれのあるファンも多いから相当な大歓声だったのではないだろうか。

Lesterの癌はリンパ癌の一種で全身の抗癌剤治療が必須となり復帰には相当の努力を要する。
それを乗り越えてのこの偉業、これは全ての闘病者の希望になるだろう。

ボストン・グローブに早速記事が載っていたのでちょっと訳してみる。

レスター、歴史的な一章を加える。
ダン シャウネッシー、ボストングローブ 2008年5月19日
http://www.boston.com/sports/baseball/redsox/articles/2008/05/19/lester_adds_a_historic_chapter/

おまけにノーヒッターが付いて来た。

ニューイングランドのスポーツファンはそんな気分になるに相応しいリッチで贅沢な時を送っている。

日曜日、ボール・ピアースとレブロン・ジェームスがNBAの歴史に残る第7戦の激闘を演じて勝ち、今夜NBA東地区カンファレンスファイナル第1戦をボストンで戦う。地元のここ数年で3度の王者になったフットボールチームは18-1の成績でスーパーボウルに出場したシーズンからの再始動を控え、レッドソックスは防衛世界王者である。

そして月曜日の夜、ジョン・レスターがノーヒットノーランを達成した。
カンサスシティロイヤルズを7-0で下し、我々に野球がシーズン中であることを思い出させたのだ。

ジョン・レスターは24歳、癌からの生還者、キャンサーサバイバーである。
彼は2007年のワールドシリーズ優勝決定試合の勝利投手だった。
そして彼は今、メル・パーネルが1956年にシカゴホワイトソックス戦で記録して以来初のノーヒッターを記録した左腕投手となった。これは彼のメジャーリーグ初完投試合である。

「彼は素晴らしい子だ。ただノーヒッターを達成しただけじゃなくてね」レッドソックスの
テリー・フランコーナ監督は言う。
「彼の今夜成し遂げた事は言葉には出来ない。何という物語だ。まるで両親の様に誇らしく思う」

レスターの両親は太平洋岸北西部のワシントン州タコマ近郊に住んでいる。
しかし彼がリンパ癌に侵された2006年の末、フランコーナは若い左腕投手の父親役となった。
レスターがアルバート・カラスポを三振に取ってノーヒッターを達成した時、フランコーナはストイックな左腕投手を抱擁した最初の人々に加わっていた。

「これは多分ずっと覚えている出来事になるね」レスターは言った。
「彼は第二の父みたいなんだ。彼はいつも選手の事を考えていて、それはフィールド上だけには限らないんだ」

レスターの宝石は冷たいフェンウェイの夜に訪れ、ルーキー外野手のジャコビー・エルスベリーの
センセーショナルなキャッチによって救われた。ロイヤルズの名外野手ホセ・グリエンがツーアウトから放った打球は、センター前シングルヒットになるかに見えた。エルスベリーが凄まじい速さでボールに突進し、ダイブし、グラブを下に下げて捕球するまでは。

「僕はただ”捕りに行け”としか考えて無かった」とエルスベリー。
「JDがカバーしてくれていたからね。あの状況ではただ”行け、捕るんだ!”としか考えなかった」

レスターは試合開始当初からロイヤルズを支配した。打者28人中18人から初球ストライクを取った。
4回以降に7三振、四球は僅かに2つ。キャリアハイとなる130球を投げた。

「僕は今、僕が投げて皆で勝ったというような感じがしてる」若手左腕は言った。
「まるでワールドシリーズみたいだ。これは後で見ても楽しいゲームの一つになると思う。」
「僕は一生忘れないだろう」

「9回に入ると観客の興奮が伝わって来た。ファン達は凄かった。足踏みしたり叫んだり」
「これは僕が聞いた中でフェンウェイでの一番の大歓声だった」

ドラマチックな9回表、レスターはレステバン・ジャーマンを5球で歩かせた。
しかしトニー・ペーニャを三塁ゴロに打ち取り、デビッド・デジザスを2-2から三振に仕留めた。
そして、カラスポを1-2から空振り三振に取ってフェンウェイでの偉業を達成した。

「こんな状況だから疲れなんか感じなかった」とレスター。
「アドレナリンが湧き出てくるんだ。これが良かったと思う。特に試合の後半はね。」

レッドソックスの捕手、ジェイソン・バリテックは4度目のノーヒッター捕手で、メジャーリーグの通産歴代記録に並んだ。

「君たちは一人の男が強くなる様を見ているんだ」バリテックは語る。
「彼がどうやって病魔と闘って体を鍛えて行くか。」
「これは同じような境遇の人々にとって生きた証、心の支えになる。」

「これは彼の機会、彼の瞬間であって、僕はただ幸運にもその一部になっただけさ。」
「これは彼がやったことだよ。」

「長い道のりだった」レスターは語る。
「復帰したときはそこそこのレベルまで行ければなと思ったくらいだ。」
「今はここに居ることが出来てとても嬉しいよ。」

彼は、ワールドシリーズ勝利投手とノーヒッター達成のどちらが大きいか聞かれて答えた。
「僕にとってどちらが意味深いかは答えられないな。」
「両方とも天にも昇るようなことだ。どっちも僕にとって凄く意味のあることだし。」
「いつまでもいい思い出として胸に温めておくことになると思う。」

全てのニューイングランド市民はこの瞬間をいい思い出として回想することになるだろう。
これは本になって出版されるような物語だ。
ワールドシリーズ制覇の7ヶ月後にフェンウェイ・パークでノーヒッター。
達成したのは24歳のキャンサーサバイバー。

ノーヒッターが主題でも、本がヒットするのは間違いない。
----

NESNの中継。最後まで素晴らしい球威とコントロールだった。
Tekは誇らしげ。フランコーナが凄くエモーショナルになってる。


バックネット裏からのファン撮影映像。1球ごとに緊迫する様子が分かります。
Fenway Parkはこれが良いんですよ。


外野から。


こちらは内野三塁側から。

    123 456 789/R/H/E
KAN (21-23)000 000 000/0/0/1
BOS (28-19)005 002 00-/7/5/1
W:J. Lester (3-2)
L:L. Hochevar (3-3)
IP/H/R/ER/BB/SO/HR:PC-ST:ERA
J Lester (W, 3-2)9.0/0/0/0/2/9/0 :130-86:3.41

3回裏に先取点を取って二死満塁の場面からMannyに押し出し、Lowellはセカンドポップフライ、しかし風に流れされた落球があって2点追加、続くYoukがグランドルールダブルを打って大量5点ゲット。
6回裏にはDrewを走者に置いてTekがライトにダメ押しツーランを運び7-0で勝負あり。
勝負が決まったことでLesterに賭ける余裕が生まれた。
今日の(特別な)勝利で連敗の後に4連勝でチャラ。
残る3試合のシリーズに勢いが付いた。Go Sox!
スポンサーサイト

テーマ:MLB - ジャンル:スポーツ

  1. 2008/05/19(月) 22:58:42|
  2. TV観戦
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
<<5/20 Celtics,Pistons相手にまず1勝(NBA Eastern Conference Finals Game1) | ホーム | 5/18 Boston Redsox vs Milwaukee Brewersの写真>>

コメント

Wonderful!

素晴らしい。Boston.comでBreaking Newsってあるから何かと思ったら、8回までノーヒットっていうから、テレビで9回を見ました。レスターは確かに人生的にはもうベテランだなあ。
  1. 2008/05/20(火) 05:40:42 |
  2. URL |
  3. fumigo #-
  4. [ 編集]

麗子さま、フランコーナの抱擁はちょっと長くて、最後はちょっと泣いてた感じでした。130球はメジャーリーグとしては異例に多くて、ダグアウトから見守るファレル投手コーチはかなり心配してた感じでしたが、監督のフランコーナは奥に引っ込んでましたね。ドキドキしてたのでしょうか。まあこれでもうトレード候補に挙がることは無さそうですね。

Fumigoさん、放送とかではノーヒットとかパーフェクトが続いていてもそのような単語は言わないのが暗黙の了解になってるみたいですね。ベンチでも皆触れないでそっとしておく、という。ボストン的には速報を流すべきニュースバリューがあると思いますが、達成前にやったとは気が付きませんでした。
  1. 2008/05/20(火) 06:43:25 |
  2. URL |
  3. Kaz@ma #-
  4. [ 編集]

あれ、麗子さまのコメントが消えてる。再掲します。

名前:麗子
タイトル:Lester,本当におめでとう!!!
癌を克服してよくぞここまでに、と思いますね!
心から「おめでとう!」と言いたいです。

会社でお昼休みにMLBのVTRで見ましたが、フランコーナが抱きしめたところで、もうナミダと鼻水とが止まりませんでした。(^^;A

ジャコビーもよく取りましたね。素晴らしかった!
レスターとジャコビーをサンタナの代わりに放出しなくてホントに良かったですね!
  1. 2008/05/20(火) 13:50:04 |
  2. URL |
  3. Kaz@ma #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

にほんブログ村 野球ブログ MLB・メジャーリーグへ

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://bosports.blog107.fc2.com/tb.php/67-217824fd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。